今年もクリスマスがやってきます。
クリスマスの由来を子どもにわかりやすく伝えるには?
と、この時期になると改めて考えることもあるのではないでしょうか?
私の勤務する保育園は、プロテスタントの保育園という事もあり、
クリスマスは生活発表会と同じくらいに大切な行事となっています。
そこで、クリスマスの由来は?子供にわかりやすく伝えるには?など
ミッション系保育園で工夫していることを報告します。
クリスマスの由来を子どもは楽しい日と思っている
そもそもクリスマスとは?という由来について
はっきり答えられる大人はどのくらいいるでしょうか?
子ども達に「クリスマスって何?」と聞くと
「サンタクロースが来る」「プレゼントもらう日」
「ケーキを食べたり、美味しい食事をする日」との返事が返ってきます。
しかし、子ども達にイベントとしてのクリスマスだけでなく
クリスマスに何が起こったかを伝えることが大事だと考え
保育園ではクリスマスの伝え方を工夫しています。
クリスマスの由来を子どもにわかりやすく伝える
希望していた園がミッション系だった場合はキリスト教の行事があっても
抵抗なく通わせることが出来ますが、
たまたま、通う事になった保育園がミッション系だったという場合もあります。
どちらにせよ、入園すれば子どもは勿論のこと、
保護者もクリスマスの意味を知ることになります。
アドベントって何?
まず、子供達は、絵本や保育士のお話からクリスマスを知ることになります。
そして、クリスマスを迎えるにあたり、アドベントという
クリスマスを待ち望む期間があるという事を知ります。
ロウソクを4本ロウソク立てにたて、1週間ごとに1本ずつ灯をともして礼拝を守ります。
第1アドベント、第2アドベント、第3アドベント、そして
全てのロウソクに灯がともれば、その日がクリスマスです。
子供達も、不思議そうにロウソクを見ていますが、
静寂な雰囲気は子供にも伝わるようです。
降誕劇って何?
クリスマス礼拝の中で、年長組による降誕劇を観ます。
降誕劇とは、イエス・キリストの誕生劇です。
降誕劇では、マリア、ヨセフ、羊飼い、宿屋、東方の博士たち、天使、聖歌隊など
様々な配役があります。
入園してから年長組の降誕劇を観ていますので、
自分が年長になったら「天使がいい」「博士がいい」など、あこがれの役が出来ます。
そして、この役とお話は、大人になっても心にずっと残っているようです。
降誕劇と言われると、難しいお話のように思われるかもしれませんが、
子供達は大好きなお話です。
クリスマスストーリーって何?
今から2000年も前のお話です。
天使がマリアに現れ「あなたは、身ごもって男の子を生むでしょう。
その子の名をイエスと名付けなさい」と告げました。
マリアは大変恐れましたが、「主の御心のままに」と祈ります。
その後、東の空にひときわ輝く大きな星が現れました。
天使が救い主がお生まれになることを伝えます。
最初に見つけたのは、羊飼いでした。
そして、その星を目指して移動し始めます。
次に見つけたのは、3人の東方の博士たちでした。
手には、それぞれ黄金・乳香・没薬を持ち、
星に導かれるように救い主を訪ね歩きます。
時が満ちてマリアの出産の時が近づきました。
夜も遅くなり、今晩泊まる宿屋を探しますが、
「どこの部屋もいっぱいです」と言って断られます。
そして、とうとう最後の宿屋を訪ねた時に
「馬小屋なら空いています」とやっと通してもらえました。
その後、大きな星の下には、馬小屋に眠るあかちゃんイエスがいました。
「この人こそ救い主です」と、次々に多くの人がやってきてお祝いしました。
これが、クリスマスストーリーです。
クリスマスは教会に行く?
クリスマスは、沢山の教会でクリスマス礼拝やミサなどが行われています。
子供用のプログラムやキャンドルサービスなどもあります。
詳細は、それぞれの教会で異なります。
クリスチャンではなくても、クリスマスをきっかけに教会に足を運ぶ方も多いです。
是非お近くの教会をお訪ねください。
クリスマスの由来を子どもにわかりやすく伝えるまとめ
救い主イエス・キリストの誕生を、喜び祝う日がクリスマスという事を
子供達は知ります。(様々な説があります)
馬小屋で生まれるあかちゃんは今の日本にはいませんが、
ヨセフとマリアが、あかちゃんイエスを大切に迎え入れたことがわかります。
クリスマスはワクワクして楽しい日には変わりませんが、
静かにひっそりとお生まれになった救い主イエスの誕生、クリスマスを
子供達と一緒にお祝いをしてみませんか?
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